takebのリッチマンブログ

素敵なライフスタイルを極めようと日々進化中です。

歳をとらない魔法の薬の発見!

世の中がコロナ一色なので、私のブログもコロナ関連の記事ばかりになってしまっていてちょっと残念な感じがする今日この頃・・

 

ネットニュースも夜の報道番組も全てコロナ関連ですね。

この情勢なので当たり前なのですが、ちょっとニュース見るのも疲れてきましたね。そう言っている中でも、このくだり・・・コロナの話してますね。

 

さて、今日の話題は、「老化細胞」を除去する薬剤を発見したというお話を!

 

東京大などの研究チームは、加齢に伴い蓄積し、動脈硬化や糖尿病などさまざまな加齢関連疾患の原因となる「老化細胞」だけを除去する薬剤を発見し、マウスの実験で疾患の改善にも成功したと発表されていました。

この成果は、老化に関わる疾患の治療や予防に役立つと期待されています。

 

細胞はストレスを受けると老化細胞へと変化し、加齢とともに体内に蓄積されます。老齢のマウスから特殊な方法で老化細胞を除去すると、動脈硬化や腎障害などの発症が遅れることが分かっているが、今までは薬剤などで除去する方法は見つかっていなかったそうです。

東京大医科学研究所の研究チームは、老化細胞の生存に必要な遺伝子を探索し、GLS1というグルタミン代謝に関する遺伝子を見つけ、さらに、細胞内小器官の異常で老化細胞内は酸性に傾いており、GLS1が過剰に働いて中和することで、細胞を維持していることも分かったそうです。

 

そこで、GLS1の働きを止める阻害剤を老齢マウスに投与したところ、さまざまな臓器で老化細胞が除去され、腎臓や肺、肝機能などの低下が改善し、そして動脈硬化や糖尿病などの症状にも改善が見られたそうです。

人間でも加齢とともにGLS1の働きが強まることは分かっており、同様の効果が期待できるという事です。GLS1の阻害薬は既にがん治療薬の候補として臨床試験が進められており、認知症など他の加齢疾患にも有効に使えるとみられ、5年から10年の間には臨床に向けた取り組むができるという話でした。

 

この発見は、認知症や加齢疾患への有効性はもちろんの事、歳をとらない魔法の薬としての期待が大きく膨らむ内容ですね。

 

 

老化はこうして制御する 「100年ライフ」のサイエンス