おはようございます。
takebです。
今日の話題は、「スマートスピーカー」です。
「オッケイGoogle!今日のお天気は?」って話しかけて、何でも教えてくれる賢いヤツです。
すっかり生活に定着した感のある「スマートスピーカー」
呼びかけるだけで、ネットを検索したり家電を操作したり、ちょっとした話し相手にもなったりして、家族も同然というような家庭もあるかもしれませんね。
みなさんの家庭にはすでに導入済みですか?
私のところは、新しい物好きの自分が導入を家族に提案しましたが、「声を出して尋ねなくてもスマホで調べればいいじゃないの!」という一言であえなく却下でした。
その「スマートスピーカー」ですが、先日アメリカでこんな騒ぎがありました。
米国オレゴン州ポートランドに住む夫婦は、Amazonの「スマートスピーカー」「Amazon Echo」を愛用していました。
各部屋に1台ずつ配置し、照明や空調、セキュリティシステムの制御に使っていて、日常生活に欠かせない存在になっていたそうです。
ある日、会社の部下からの電話があり、「あなた方はハッキングされ、盗聴されている」と言うのです。電話の主から「さっき、フローリングについて話していたでしょう?」と指摘され、確かに夫婦でフローリングの話をしていたのです!
Amazon Echoには、登録した連絡先に音声メッセージを送信する機能があるそうです。(日本語では未実装)
通常は、ユーザーが「アレクサ」と呼びかけることでAmazon Echoが指示待ち状態になり、幾つかの命令と確認のステップを踏んでメッセージを送信するのですが、何らかの事情でユーザーである夫婦が認識することなく命令が実行されていたのです。
この夫婦は、Amazonに説明を求めましたが、当初は明確な回答を得られなかったそうですが、この出来事が報道され大きな話題となったことで、Amazonも調査を行い、回答をせざるを得ない状況となりました。
そしてAmazonからの見解は意外なものだったのです。要約すると「偶然にそうなった」というのです。
メッセージを送信したAmazon Echoのログを確認すると、夫婦の会話の中で、たまたま起動コマンドのように聞こえる発言があったとの事らしいです。
以下の流れで、「Amazon Echo」は認識したようです。
起動のコマンドの標準設定では「アレクサ」です。
その後、夫婦の会話の中から「メッセージを送信」という命令に聞こえる何かをたまたま聞き取った。
Alexaは「誰に?」と宛先を確認しますが、その音声は夫婦には届かず、たまたま夫婦は夫の部下の話をしていたので、これを宛先だと判断した。
そして、Alexaは「○○さんでいいですか?」と確認をした。
すると、たまたま夫婦の会話の中で「いいよ」という発言があった。
命令は正式に認証され、その後の夫婦の会話が録音され、夫の部下に送信された。
という事なのです。
Amazon Echoに限らず、スマートスピーカーに搭載される音声アシスタントは、常時待機状態にあり、ユーザーの音声コマンドを拾うようになっています。
今回の件はハッカーの仕業ではなく、賢すぎる音声アシスタントが、夫婦の会話からたまたまコマンドを拾ってしまって色んな偶然が重なって起こった事です。
これはAmazon Echoの仕様なので、今後も同様の現象が他の家庭でも発生する可能性はゼロではないですよね。
日本版の製品は、登録した連絡先に送信する機能は実装されていないとの事で、ご安心を!
色んなモノがインターネットに繋がって、どんどん便利な世の中になっていくのは良いのですが、便利を通り越して予想だにしない弊害が起こりかねないのも事実ですね。
SF映画のようにコンピュータやAIに支配されて、ちょっと大袈裟ですが。。
人間がコントロールできない世界ににならないかちょっと心配ですね。。
過去の関連記事はコチラ ↓↓↓