バブル期入社世代
1988年〜1992年頃に入社した、いわゆる「バブル期入社世代」をターゲットにしたリストラが相次いでいるとニュースに出ていました。
ちょうどその世代の人たちは、50歳前後に達しています。
名前を書ければ採用された時代
その頃はバブル絶頂期という事で、どの企業も大量採用を展開していましたね。
笑い話でよくするのですが、その当時の就職試験では、自分の名前を書くだけで、たくさんの内定を取れたと言います。入社基準を甘くしたので、デキの悪い社員も多く集まっている世代とも後々言われましたね。
そして、今!そのバブル世代を狙い打ちしたリストラが色んな企業で実施されているようです。
大手広告代理店の博報堂DYホールディングスでは、昨年末に博報堂と博報堂メディアパートナーズで130人の早期退職募集を発表しましたが、いずれも対象は満46歳以上かつ勤続10年以上の社員でした。
東芝は子会社を中心に、満50歳以上の社員を1000人単位の削減を発表していました。NECも国内の約3000人の人員削減、富士ゼロックスが国内外約1万人の削減を発表していました。こちらも50歳以上の社員が対象ですね。
一般的にリストラは経営が厳しい時の施策として実施されることが一般的ですが、近年は「構造改革」を理由に好況期に行われることも珍しくないようです。
しかも決まって対象になるのは、50歳前後の中高年です。今は少子化の進行で若年労働力の減少による人手不足が顕在化している中でも、中高年はリストラの対象としてクビを切られているのです。
50代の社員は新しい価値を生み出せない?
その理由は、「会社が新規事業を含めた新しい分野に挑戦していく中で、50歳を過ぎた社員が新しい価値を生み出すとは思えない!今のうちに人口構成を正し、後輩世代に活躍の場を与えるなど新陳代謝を促いたい」とある企業の人事部長は説明されていました。
そして1番大きいのは、賃金の高騰化です。長く年功的賃金が続いてきたことで50歳以上は非管理職でも残業代込みで年収900万円を超える社員も多くいます。
うーん、ズバリそのとおりなんでしょうね。
同じ世代としてコメントの返しようがないです。。
50代をリストラの狙い打ちにされるポイントは
1,50代以上の社員は概して仕事への意欲が足りない
2,人口構成の修正
3,コスト削減効果
この3つだそうです。
まとめ
いつまでも会社にしがみついていても、組織の中でお荷物的な存在になるのは、双方に幸せでないです。
いつもこのブログでも書いてますが、今いる会社だけの知識や人間関係では、将来ほんとうに困ります。
もっと外に目を向けて、会社の看板を外した時に自分というものが、世間にどれだけの価値をもたらす人物かを客観的に捉え、足らないものがあるなら、補充する意欲を常に持っておくことが大事だと思います。