今日は、健康食品の業界で活躍している方から
聞いた話を少々!
「健康情報に惑わされすぎないで!」という内容です。
毎日毎日、私たちの下には、大量の情報が流れてきます。
テレビから、ラジオから、新聞から、本や雑誌から、
インターネットから。健康情報もそのひとつ。
情報には、正しいものもあればいい加減なものもあり、
間違ったものもあります。
「この食品が体にいい!」といった情報は視聴率や
販売部数を高めるために、真実より話題性や意外性を
狙ったものが多いようです。
「テレビで言っていた」「本に書いてあった」
「有名人が宣伝していた」と
飛びつくのはとても危険です。
原料メーカーやサプライヤーと呼ばれる人たちは、日々、
新しい原料とうたい文句を探すのに必死です。
商品に確かな効果があってリピーターがふえれば売り上げに
つながりますが、そうでない場合は新製品を出さなければなりません。
健康博覧会で原料サプライヤーが
「今年はこの成分が流行ります」と
メーカーに出し、一社の商品がヒットすると同様の商品を
他社でも売り出します。
成分は同一なので、価格とブランド合戦が始まり、
効果を期待する消費者が注目。これが繰り返されているのが、
健康食品業界の実情との事です。
数年前に流行ったコエンザイムQ10も、多くのメーカーから
商品化され、売り切れ続出となりました。
このような現象は、原料メーカーがわざと品薄にして注目を
集めさせたりすることもあるのです。
本当に効果があるなら、ブームで終わることはないはずでしょう。
健康食品の価格もさまざまです。安いからと飛びつくのも考えものです。
価格にはきちんとした裏づけがあるはずです。
しっかりと自分の目で確かめて、分析して選ぶことが大切ですね。
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