少し前に書いた記事ですが、
昭和の子供たちが皆持っていた「赤い薬と青い薬と注射器」のお話です。
夏というと私たちの小さい頃は、山に登ってクヌギの木を見つけて、その下の土を掘ったり、スズメ蜂の襲撃をかわしながら木を揺すったりして、「カブトムシ」や「クワガタムシ」を採ったものです。
でも今は山に採りに行くのでなくて、スーパーやホームセンターで「カブトムシ」を買う時代ですね。
今の子供たちに「カブトムシ」はどこにいますか?って聞くと
「イトーヨーカドー」って答えそうで怖いです。。。
という流れで、
私たちの世代では、
みんな持っていた「昆虫採集セット」覚えていますか?
今じゃ絶対に発売できない商品です!
なんといっても「本物の注射器」が普通に子供向けに売られていたのです。
セットの中身は、本当の針が付いた注射器とピンセット、虫眼鏡、虫ピン、そして凄いのが、2つの謎の液体です。
なんと!
赤いのは、「虫を殺す液体」で、青色のは標本にするために「腐らさないようにする液体」です。いずれも注射器で採集した昆虫にブチっと注入します。
今思えば、ふざけて人に刺したりとかの事故が起こらなかったのが不思議です。また注射器そのものを悪用するとか色んな怖い事を連想してしまいますが、当時は街の駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんで、普通に子供たちが買っていましたからね。
現在は注射器のイメージといえば「覚醒剤」と繋がるので、悪用してとんでもない事に発展すると考えてしまいがちですが、当時は注射器にそんなイメージは持たれてなかったのですんなりと受け入れられたのかなぁ。
後、赤い液体を注射して昆虫を殺すということは、生き物や動物愛護の観点からも今では絶対タブーであり得ない事ですね。
当時はなんの疑いもなくシンプルに昆虫採集のツールとして遊んでました。お気に入りの「カブトムシ」が亡くなったら青色の液体を注射して虫ピンでとめて標本を作った楽しんだ記憶があります。
最近、昔の懐かしグッズは復刻版として色んな商品が発売されますが、流石に「昆虫採集セット」だけは復刻しませんね。。
それはそうですよね。今、注射器が子供向けに発売されたら大問題になりますよね!
昭和の時代、今じゃあり得な色んな事ありますよね。
例えば、雑誌の文通コーナーの欄に、ふつうに一般人の住所が掲載されてました。個人情報保護なんか全くない時代、個人宅が確定される情報がオープンになっているなんて。。犯罪に繋がる恐れもあるのに当時は平気でしたね。
令和になり、二つ前の元号となった昭和を語るのってなかなか面白いです。
またこちらのブログで記事にしていきますね。