昨日会社は、新年度スタートで色んなところで挨拶や方針説明がなされていました。新入社員もピカピカのスーツに身を包んで、緊張の面持ちで出社している姿が微笑ましく思えました。
いつでもどこでも漫画が読める!!【DMM.com 電子書籍】
今日の記事は、ふとした「つぶやき」です。
私が若かったちょっと昔の話ですが、すごく仕事の出来る先輩が会社に居たのです。
上司や部下に対しても容赦なくスパッと指摘して遠慮しない。
仕事ぶりは冷静沈着、それでいて情熱はあって、仕事に妥協せず、独特の視点を持っていて社内のリーダーとして周囲の評価はとても高かったのですが、ある日突然、起業するといって会社を辞めて飛び出してしまいました。
そんな仕事の出来る個性の持ち主だった先輩だったから、辞めた当初は職場や飲み会ではたびたび彼の話題が出ました。
どうしてるのかな?とか、もっと上手くやればこの会社ですごく出世したのにと!
しかし
半年もたつと、もう誰ひとり彼のことを話題にする人はいなくなりました。
日々、新しい業務が出てくるし、人も入れ替わる。
彼は中堅どころで10年以上勤めていたんですが、そんな存在でも、あっという間に記憶の彼方に追いやられてしまうんです。
それは部長であっても、社長であっても同じ。
自分の部署にいる上司のことはどうしても存在を大きく受け止めてしまいがちだけど、居なくなったら誰も気にしなくなります。社長にしても、もう二代前の社長のことを話す人なんかいないですよね。
街中ですれ違っても分からないかもしれません。
何十年間も会社に情熱と時間を注いだとしても、会社という組織はあなたを覚えてはいないのです。
ある大企業の役員を務めたOBの方のお話です。
その人は退職すると、きっぱりと会社との縁を断りました。余生は趣味のお城巡りや英語の勉強をして過ごし、亡くなった時も本人の強い希望でひっそりと家族葬が営まれました。
会社勤めのころに深く交流した人たちは、政財界の要人も含めてきっとたくさんいたはずです。でも、そうした付き合いの虚しさを、その人は誰よりも分かっていたのかもしれません。
人生で本当に大事なものは何なのか。
会社じゃないことだけは確かですね。
何を言いたいのかといいますと!
会社だけの環境に浸っていたり、会社だけの人間関係だと、人生ホント勿体無いですよ。
会社だけでなく、もっと外に目を向けましょう〜よ。