takebのリッチマンブログ

素敵なライフスタイルを極めようと日々進化中です。

市販のかぜ薬に対する大きな誤解

12月を前に気温が下がり、乾燥した環境の中で、GOTOキャンペーンが展開され人がそれなりに移動しました。

 

で、予想どおり!

東京はもちろんのこと、全国各地に・・

新型コロナ感染者が日を追う事にどんどんと増えてますね。

この3連休の人の動きが、2週間後の感染者数に大きく影響すると想定されるので、クリスマス前は、本当に厳しい状況になる可能性が高いです。

 

とにかく手洗い、うがい、手を口や目に接触させない事を徹底することが重要です。

今年はクリスマスはサンタも一時休業ですね。

 

さて、今日の話題は、

 

かぜ薬についてです。

 

先日、ある調査結果を見かけたのですが、

市販のかぜ薬について、使用者の65%が「ウイルスを倒す効果がある」と誤解しているということです。

 

どんな調査内容かというと。

市販のかぜ薬が細菌やウイルスを倒すかどうか聞いたところ、30%が「すべての薬に当てはまる」、35%が「一部の薬に当てはまる」と回答。

これは大きな間違いで、

正解の「このような薬はない」は35%にとどまりました。

 

そうなんですよね。

市販のかぜ薬は喉の痛みや鼻水、発熱などを抑える成分を配合してますが、ウイルスを倒す効果はないのです。

撃退するのはあくまで人体で、薬は「免疫機能を発揮できるように症状を抑えて体力が奪われないようにする」のが主な役割です。

 

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医療機関で処方される抗生物質に対しても、誤解が多く約半数が「ウイルスをやっつける」と誤解しており、効果がないと正しく認識していた人は2割を切っていたそうです。

 

「本当に風邪に効く風邪薬を開発できたらノーベル賞を受賞するよ」って昔聞いたことあります。

風邪薬なんて、対症療法のためのもので治るわけではないし、本来、体温を上げて風邪に対抗するから熱が出るのに、薬で熱を下げることは本末転倒なのですよね。

 

一般的な風邪と言われるものに治療薬はないのです。

 

かぜ薬と言われるものは原因に作用するのではなく症状を緩和するだけのものです。
それに抗生物質はウィルスには効かず細菌にしか効きませんし、原因菌が特定できなければ効果は期待できません。抗生物質は体内の善玉菌も殺す核兵器のようなものですから、安易な使用はさらなる症状の悪化や耐性菌の出現も招くそうです。

 

このような一般的に服用する薬の知識も、小学校や中学校で正しく学ぶ機会を設けた方が良いと思います。

素人がテレビや雑誌から仕入れた安易な知識や過去からの固定概念に頼るのは、ホントに危険ですよね。