今の暑い時期は、シャワーでさっと汗を流すだけで、湯船に浸かるのは避けてしまいがちですが、疲れを取るにはお湯に浸かった方が絶対良いのですよね。
少し前にも書きましたが、 今日は、温泉のお話を少々します。
日本は世界でも有数の温泉大国です。
全国に3万もの温泉があり、温泉地も3,000カ所を下らないそうです。
中には秋田県の玉川温泉のようにガンに効くといわれる温泉もあって、私たち日本人は病気を治すために、あるいは明日への英気を養うために昔から温泉巡りを楽しんできました。
日本では、温泉の医学研究も盛んで入浴が体にどんな影響を与えるかが調べられています。
軽度のアルツハイマー性認知症の患者さんを対象にした研究では、一日一回、20分~30分入浴してもらい、毎秒1.5から2メートルの水流をかけると、脳波に示されたアルツハイマーの傾向が改善するという結果が得られたそうです。
すごい効能ですね。
このことから、ごく軽い認知症では入浴と流水刺激が良い効果をもたらすことが考えられます。
それと、健康法としてよく挙げられる半身浴ですが、実はその入浴法に誤解されているところがあるのだそうです。
首までお湯につかると、水圧が腹部かかり息苦しくなり、心臓に戻る血液の量が多くなって心臓に負担がかかるから半身浴がいいと言うわけですが、実は水圧は水深と関係しますから水深が浅ければ水圧もかからないそうです。
入浴は心と体をリラックスさせるため、疲れた体を湯船に深く沈めて心地よさを感じるのが良いとの事らしいですよ。
入浴で心身の疲れが癒されれば、明日への活力も生まれます。
そうした活力は体を元気にし、心と体が元気になれば、きっと免疫力も高くなっているはずです。
残暑がまだまだ厳しいですが、シャワーだけで済まさず、ココロとカラダをゲンキにさせるため、入浴をしたほうがよいですね。