今日は少しお硬い話です。
ある経営者との会食での会話で、
日本の将来について、不安だなぁと
「日本は昔のメーカー立国の精神から抜け出せていないことが問題だよね。」と
確かにそうですね。
昔は、アメリカの真似をして、それを高品質で真面目に作れば世界が取れました。
あの時は、本当に素晴らしかったです。
「日本クオリティ」
しかし、中国が出てきて、その意味は、消えてしまったのですよね。
さて、次は、日本は何で立国するのか。
アメリカは、1980年代に金融へ舵を切り、
そして、2000年代には、ITで世界を制しました。
日本は、何も変わっていないのです。
ITの世界では、何ひとつ天下を取れていないのですよね。
NECのPC98もiモードも優れたモノであってもご承知のとおり、日本だけのマーケットで終わってしまいました。
アメリカの「Google」、「Amazon」、「Apple」、「Facebook」等々をはじめとするIT産業というのは、恐ろしくコスパが良い産業でしたね。
今からまた日本がそれを真似してもダメなので、何か独自アイデアを出す必要があります。
そして、中国。
中国の製品のスピード感は、日本よりも早く、センスも良いです。
ドローンは世界一です。VRへの研究開発費も世界一です。
国をあげてお金の掛け方が桁違いです。これには追いついていけません。
次は、インドも凄い勢いでITの世界を攻めてきています。
このような背景からITの世界においては、日本は、これらアメリカ、中国、インドの下請けという道が現実的な気がしています。
日本は下請けとしては、超優秀です。
ある 中国人が言ってました。
「日本人を雇いたい。
なぜなら安いし、真面目だし、品質が高いから」
とのこと。
確かにこれだけコスパの良い国は、ないでしょう。
世界一の下請けも本気でやれば、
誰も頭が上がらない下請けポジションを構築できるかもしれません。
アップルのiPhoneの中身にもたくさん日本のモノが使われてますものね。
でも何だか寂しい気がしますが。。