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takebです。
今日の話題は健康診断のお話。
会社で行われる定期健康診断ですが、春と秋のどちらかで実施のところが多いのではないでしょうか。
私の会社は、本社地区は秋で地方の拠点は春に実施という謎の設定です。
基本的には全員受診をするようにと総務部門は推進しますが、会社で行われる定期健康診断は、本当に有効なのかといつも話になります。
視力、血圧、血の検査は有効だと思うのですが、胃のバリウム検査については、ちょっと疑問ですね。
最近は飲みやすくなったといっても不味いバリウムを、「ゲップしたらダメですよ!」っと言われながらゴクッと飲んで、検査台の上で指示された通り、グルグルと回らされたり、逆さまになったりと結構ハードなひと時を過ごすのですよね。
その検査で早期に悪い箇所が見つかればいいのですが。。
健康診断でバリウム検査は異常なしだった人が、その2ヶ月後に癌が見つかったという話を聞いたもので。。
そのように感じていると、ちょっと気になる記事が目にとまりました。
そこにはバリウム検査の問題点を3つ挙げていました。
まず一つ目は、胃がんの発見率が極めて低い!
不味いバリウムを我慢して飲むのは、早期発見のためですよね。しかし、検査で発見される3割は進行がんだった、という調査があります。
残りの7割は早期がんとなる計算なのですが、胃を全摘するケースから、内視鏡で胃粘膜を剥がす軽い処置で完治するケースまで、幅広く含まれているようです。そしてバリウム検査よりも内視鏡の方が、発見率が3倍も高いことが実証されているということです。
そして、二つ目は、事故リスクです!
バリウム検査で深刻な事故が多発しているようです。中でも多いのが、バリウムが体内に固着して孔が開いてしまう「穿孔(せんこう)」です。
ある医療機関の副作用報告書によると、2014年だけでも大腸や消化管など、合計68例の穿孔が確認されています、実際はもっと多いはずでしょう。
また、バリウムでアナフィラキシーショックを起こした女性の死亡事故や、急角度に傾斜した検査台から滑り落ち、頭を挟まれて死亡した事故もあるようです。
まさに命がけの検査です。。
最後に被曝量の多さ!
バリウム検査の被曝量は、肺がんX線の40倍を超えるのです!規定では、胃を様々な角度から8カット分撮影することが定められているので、2~3分間の撮影中は、ずっと放射線を当て続ける必要があるのです。
といった気になる内容です。
これが本当なら胃のバリウム検査なんかやめてしまえば良いのに思いますが、そこにはバリウム薬を提供する企業と業界の大人の事情があるとか、ないとか。。。
まぁ会社の健康診断では、拒否できる訳ですからバリウム検査は受診しませんと言えば良いだけです。
その代わりに内視鏡の検査は必ず受けた方が良いです。民間の病院で有料となりますが、胃がん等の早期発見率はかなり高いようなので!
といっても病気でもないのに、病院に行くのは億劫ですね。
ややこしい大人の事情なんかクリアにして、内視鏡検査を定期健康診断で標準に受診できるようになればいいですよね。