ある経営者と話していて、ふっと思ったこと!
よく経営者がライバル会社との競争に打ち勝つには、「とにかく情報が大事だ!」
「社内の調整を進める上でも情報収集能力がとても重要だ」と、
どこの経営者も言いますよね。
でも、そのように呼びかける経営者ほど!
好きな部下としか付き合わなくて、自分と反対意見をいうヤツを嫌います。
思い込みの激しい経営陣には、情報収集力は何の意味もありません。
都合のよい部下の情報力は、全部社長の「ビジョン」や「構想」に合致するものに使われるのです。
たまに異なる情報が舞い込んできても、スルーかゴミ扱いです。
都合のよい情報だけを組み合わせて、方針を決めて舵を切ると後々大変なことになってしまいます。そして、正しい情報を吸い上げる風土ができていないと、益々おかしい方向にすすんでいきます。
有名な日本の企業が迷走していったのも、大概は情報の捉え方や扱いに問題があったとものだと思います。
経営者は、本当の情報を得るには謙虚さと真剣さが必要です。
驕りと私欲を持っていると本来の価値のある情報を断ずる習慣がついてしまうのです!