先日、大手銀行が紙の通帳を前提にした口座や現金自動預払機(ATM)など旧来型サービスの見直しを検討しているというニュースを見ました。
銀行の本音は一気に紙の通帳を廃止したい!
銀行は紙の通帳を維持するために、一口座あたり年間200円の印紙税を国に支払ってます。銀行業界全体では約726億円の負担になっているといいます。
金融業界を取り巻く影響で収益環境が悪化し、維持管理費などの削減を図りたい銀行は、紙の通帳を廃止したいのが本音のようですね。
でも紙の通帳しか信用しないという顧客も。。。
ただ、通帳に慣れた従来からの預金者の反発で、顧客離れを招く恐れがあり、導入時期は慎重になっているようで、どうしても紙の通帳を継続して使いたいという顧客には、紙の通帳の発行を有料化したり、維持手数料を取るとの案も、三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクで検討されているとの事です。
そもそも紙の通帳の文化は、出入金記録を墨で書き、印鑑を押していた頃の運用が未だに継続しており、こうした仕組みは日本だけのようです。
まとめ
紙の通帳がない当たり前のネット銀行の躍進によって、色々と便利になりましたね。仮想通貨への投資にしても、ネット銀行だと振込手数料が無料であるとか、ネット銀行の利便性は誰もが認めますね。
紙の通帳が存在しないことも特に意識せず、ネット上の入出金表示で十分です。
従来の銀行は、営業時間が9時〜15時まで、土日は休み、休日時間外のATMは手数料が必要というサービスレベルです。世の中が24時間で動く社会で、このような利用者側の利便性をまったく配慮していない姿勢には、何故だろうと素朴に思うところ。
少し前までは、ネット銀行はサブ的な扱いだったのが、信用とサービスが充実するにつれ、ネット銀行をメインバンクに設定している人が周りに増えてきているのが実感ですね。私もそのひとりです。