今日は、まじめにビジネスのお話。
日本人って結構、仕事や商品というものにヘンな思い込みがあって、
『いい仕事をすれば必ず評価される』
『商品が良ければ売れるはずだ!』
みたいなことを考えがちなんですよね。
そういう『価値観』が社会に蔓延してるんです。
日本人は『マーケティングベタ』と思うのですね。
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『価値あるもの』を作ったり、
『価値ある仕事』をしたとしても、
相手(マーケット)に伝わらなかったら、
その価値は認識してもらえないんですよね。
実際、日本の企業の多くは、海外で韓国や中国の企業との競争に敗れ、
シェアを奪われていってます。
商品力や、仕事の質は高いのに、『マーケティング力(売る能力)』が低いために結局、世の中に質の高い商品やサービスを広められないんです。
『士農工商』という言葉があります。
江戸時代当時の武士階級が、自分たちからお金を取り立てる商人を嫌って、社会的に下層に置くシステムをつくって、その『価値観の呪縛』が未だに日本の人たちの心を縛り続けている気がします。
それは、昔から商売をする能力、価値を伝えて何かを売る能力が、あまり大事なものだと考えられてなかったからなのです。
でも、いい商品があるのに、売りたいものがあるのに、『売る力がない』というのは、とても残念なことだと思います。
大学で教える一般的なマーケティング理論でなく、実際の現場で活躍している講師を招いて、今の時代、これからの時代の中で、本質的な『マーケティング力(売る能力)』を専門的に教える学部の設置が必要ですね。
企業内でも、優秀な人材はマーケティング部門に集めて、その辺のスキルを実践で磨いていく仕組みが必須となります。
マーケティングが強い会社は、総じて勢いがあり、先見性に満ち溢れています。
マーケティング力 = 企業力 となりますね。