みずほ銀行が、今後10年程度をかけ、全従業員の約3割にあたる1万9000人規模の人員を削減する方向で検討しているようです。
ITの活用で業務効率を加速し、超低金利によって低下した収益力の回復を目指すと発表されてました。
人員削減は、定年退職の自然減に加え、新規採用の抑制などによって段階的に進める方針で、希望退職を募集したり、強行的にリストラするような策ではないようです。人工知能(AI)などの新技術も積極的に活用して、各関係会社で業務が重複する事務部門を集約する案もあるとの事です。
ITを活用した革新的な金融サービス「フィンテック」がどんどん具体化され、従来業務の見直しが加速していきますね。
電子決済や、仮想通貨などが一般的になると現金を使う概念が変わり、今のような店舗を構えた銀行の存在が、必要なくなる時代が必ず来ます。
以前は、銀行の窓口が、平日の9時から15時までという不便さや、ATMの手数料や利用者にとって不都合なところを、皆が指摘していましたが、これからはそのような個々のサービスの不便よりも、業界が根本的に変革することになっていくのでしょうね。